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OBC、海外現地法人の会計データを見える化するクラウドサービス

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は6日、中国・ASEAN地域へ海外進出している企業を対象として、自社の業務ソフト「勘定奉行」と連携し、現地会計・財務状況の“かんたん見える化”を実現するクラウドサービス「OMSS+ 海外法人コネクトサービス」を発表した。同地域の進出企業に対する支援実績が豊富な、株式会社ビジネスブレイン太田昭和(以下、BBS)との協業により実現したサービスで、4月24日より販売を開始する。

 「OMSS+ 海外法人コネクトサービス」は、日本の本社側で、現地法人の正確な財務会計情報を簡単に把握できるように支援するサービス。現地会計システムから出力される会計情報をクラウド上にアップロードするだけで、現地の会計・財務状況が、仕訳明細単位で正確に把握できるという。

 価格例は、基本サービス(本社と現地1法人)年額99万6000円(税別)、初期設定費用(1法人)が15万円(税別)となり、2015年度中に100社の導入を目指す。また、本サービス契約前に、現地法人の“見える化”を6カ月間で体感・検証できる「スタータキット」も用意した。現地法人の会計情報の“見える化”効果を事前検証可能なため、現地業務コストの削減など、サービス導入による費用対効果の確認を事前に行えるとのこと。

 またOBCでは、中国・ASEANの現地専門家が、「OMSS+ 海外コネクトサービス」の仕訳明細情報をもとにアドバイスを行い、現地会計に関する疑問・質問へ対応する追加サービス「CFO代行サービス」も提供する。ラインアップには、顧客からの質問にメール・電話で対応する「エントリーサービス」と、現地専門家が毎月、顧客の会計データにアクセスして仕訳内容を確認し、定期的に報告する「定期アドバイスサービス」が用意された。

 価格は、エントリーサービス(本社と現地1法人)が月額5万円(税別)、定期アドバイスサービス(本社と現地1法人)が15万円(税別)。

石井 一志