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「DNPモバイルWalletサービス」にクレジット決済によるチャージ機能を追加

 大日本印刷株式会社(DNP)は27日、決済やポイントなどのサービスをスマートフォンで一元管理するクラウド型の「DNPモバイルWalletサービス」で、企業独自の前払い(ハウスプリペイド)サービスにクレジット決済で入金(チャージ)する機能を追加すると発表した。機能の提供は3月下旬に開始する。

チャージ画面のサンプル

 DNPモバイルWalletサービスは、決済やポイント、クーポンなどの各種サービスを、共通のユーザーインターフェースで利用できるようにするサービス。DNPモバイルWalletサービスに対応した複数のサービスを連携させることが可能で、対応していないサービスやアプリもサーバーを経由して連携させることが可能。BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンや、NFC(Near Field Communication)、FeliCa、二次元バーコード、バーコードなどのさまざまなインターフェースに対応する。

 今回のハウスプリペイドとクレジットのサービス間連携により、企業はクレジット決済によるハウスプリペイドへのチャージというキャッシュレスの利便性を、利用者に提供できるようになる。また、自社のポイントをハウスプリペイドに変換したり、他社のポイントとの交換など、追加のサービス間連携の機能もカスタマイズで提供する。

 DNPでは、今後もDNPモバイルWalletサービスの機能拡張を進めていく計画としており、店内などに設置されたBLEビーコンの電波や音波をスマートフォンで取得して関連するコンテンツをスマートフォンに配信するサービスや、カード会員の属性情報や決済履歴をもとに優待情報を送付し、その会員が店舗でカード決済した際にキャッシュバックなどの優待が受けられる「CLO(Card Linked Offer)サービス」との連携を予定している。

三柳 英樹