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MTI、非可聴音式の屋内測位を手軽に試せる「SONICNAUTスターターキット」

 株式会社エムティーアイ(MTI)は、スマホ向け高精度屋内測位システム「SONICNAUT」を手軽に試せる実験用パッケージ「SONICNAUTスターターキット」を6月下旬に発売する。

 SONICNAUTは、GPS電話の届かない屋内・地下で、スマホ内蔵のマイクを利用して火か町域の音波を受信し、「誤差わずか約30cmの範囲で現在地が分かる」(同社)という測位システム。

 実験用パッケージは実証実験やプロトタイプの開発ができるライト版パッケージで、設置する機器・ソフトをコンパクトにまとめたもの。企業が想定する使用方法で簡単にデモが行えるため、本格導入前に知りたいシステムの動作や使い勝手、その効果を手軽に確認できるという。屋内測位システムに興味・関心はあるが、本格導入へのコストなどに課題を持つ企業に、プロトタイプの開発環境・実行環境・支援環境を提供し、「さまざまな業務改革を支援したい」としている。

 想定顧客は、生産工場・物流倉庫・アミューズメント施設・大型店舗などの大規模設備を持つ企業、その設備の施工・管理を行う機械設備メーカーや建築デザイン・設計事務所、ならびに企画・設計・開発構築を行うシステムインテグレーター。

 実験用パッケージには、ビーコン(超音波発生装置)×10個、コントローラー、測位用アプリ、測位用アプリ開発のためのライブラリが含まれる。予定価格は80万円。5月中旬から申込受付を開始し、6月下旬から販売する。

川島 弘之