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従業員の健康課題をトータルに支援、FiNCがサービス開始

「ウェルネス経営ソリューション」

 株式会社FiNCは16日、社員の健康状態を可視化し、それぞれの社員に最適なサービスを提供する「ウェルネス経営ソリューション」の提供を開始した。

 FiNCではかねてより、誤った知識で健康を害したり、リバウンドが原因で体重の変動を繰り返してしまう従業員に対して、クラウドソーシングで公募・育成した栄養士・トレーナーがスマホアプリを活用し、オリジナルの運動・食事・メンタルコントロールなどを支援するサービスを運営してきた。

 今回の「ウェルネス経営ソリューション」は、そのノウハウを基に開発したもので、企業の健康課題をトータルで解決する。独自の評価サービスによって従業員の心身の健康状態を把握し、その後は結果に合わせた最適なソリューションを提案する。

 「ウェルネス経営」とは、企業が従業員の心と体の健康を重要な経営資源と捉え、健康増進をうながすことで、企業全体の生産性・業績アップや離職率低下を実現する経営スタイルとのこと。

 「ウェルネスコンサルティング」「ウェルネスサーベイ」「ウェルネスエンジニアリング」「ウェルネスカンパニークラブ」という4つのサービスで構成される。

 「ウェルネスコンサルティング」では、ヒヤリングやサーベイを基に健康状態を可視化し、健康増進を担当する組織作りやKPI設定、評価制度の構築などをコンサルする。「ウェルネスサーベイ」では、同社が医師・大学教授・栄養士・薬剤師・トレーナー・生物学者等ともに共同開発し、約300項目の生活習慣判定テストと約50項目の精神状態判定テストから、生活習慣・健康状態・将来の疾病リスクに関するスコアを算出する。

 「ウェルネスエンジニアリング」では、スコアを基に各社員に最適なソリューションを用意。同じような健康上の悩みを抱える社員を少人数でグループ化し、専門家の指導の下で健康管理できる「ウェルネス家庭教師」、ライフログ機能などを備える「ウェルネスアプリ」、「コンビニ食で実践!食選択セミナー」「食事の順番が重要!食べ方セミナー」といったセミナー・講師派遣などを支援する。

 「ウェルネスカンパニークラブ」ではさらに導入企業向けにウェルネス経営セミナー、交流ディナーなどを開催し、知識や人脈を形成できるコミュニティクラブも提供。年に1度、ウェルネスサーベイ結果のスコアが高い企業を表彰するなど、ウェルネス経営を推進するためのサポートを提供する。

川島 弘之