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M2MデータをCRM用途で活用可能に――NTTPCのM2M基盤が「Salesforce1」と連携

 株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(以下、NTTPC)の提供するクラウド型M2Mプラットフォーム「Field Cloud」と「Salesforce1 Platform」が連携した。Salesforce1で構築したCRM/SFAアプリのデータとM2Mデータを組み合わせて、保守やマーケティングに活用できるようになる。

 NTTPCは、顧客が利用している個別のクラウドサービスやアプリを融合し、総合的に利用できるM2Mクラウドプラットフォーム「Field Cloud」を提供している。センサー端末からネットワーク、クラウド、アプリケーションまでをインターネットから隔離されたVPN上でデータを管理・運用できるため、より高いセキュリティレベルが求められる金融・医療業界などでもM2Mを活用できるのが特長だ。

 今回のインテグレーション機能により、M2Mデータと、CRM/SFAをはじめとするSalesforce1 Platformで構築された各種アプリを連携。M2Mデータと顧客情報をはじめとするさまざまなデータを統合データベースで管理し、M2Mデータをカスタマサポートやリモート保守などに活用できるようになる。

 具体的にはたとえば、センサー端末を遠隔監視し、M2Mデータを一元管理。異常値がアラーとされた場合に該当顧客を把握し、迅速なカスタマーサポートが実現する。

 また、統合データを用いたビッグデータ解析を行えば、新商品開発や顧客分析などのマーケティングにも活用可能という。

利用例1:カスタマーサポートや保守業務の迅速化や高度化に
利用例2:M2Mデータを含むビッグデータ解析による、マーケティング進化へ

 価格は個別見積もり。

川島 弘之