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PHPアプリサーバー「Zend Server 7」、深層実行解析機能Z-Rayを搭載

 コネクト株式会社(旧社名:ゼンド・ジャパン株式会社)は11日、PHPアプリケーションサーバーの新版「Zend Server 7 日本語版」を、同日より販売開始すると発表した。

 Zend Serverは、高速性・信頼性に優れたPHP実行環境を構築/運用するためのパッケージ。エンタープライズ用途に対応するため、高速性/効率化/監視機能/管理機能などを独自提供している。

 今回の新版では、従来のZend Serverシリーズが培った機能を継承するとともに、PHP実行環境の監視ならびにデバッグに向けた新機能「Z-Ray」を搭載した。Webクライアント(ブラウザ)よりPHP実行環境の状況を取得でき、その詳細情報はツールバーで容易に選択可能なため、サーバーサイドの動作状況を詳細に把握して、ボトルネックを明らかにできるとしている。

 また新たにPHP 5.5に対応し、運用するWebシステムに応じて、PHP 5.5および5.4を選択可能。PHPアプリケーションを高速に動作させる機能も搭載しているので、システムの実行速度改善と効率化が期待できるとのこと。

 ラインアップには、PHPアプリケーションサーバーとして最小限の機能に絞ったコスト優先の「Zend Server SBE」、各種キャッシュやJob QueueなどPHPに拡張性を持たせた高度なサーバー機能を持つ「Zend Server PE」、多角的なWebシステムを想定した機能を搭載し、サポート体制もパッケージ化された「Zend Server EE」が用意される。年間ライセンスの価格は、それぞれ30万円(税別)、60万円(税別)、100万円(税別)。

石井 一志