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ネットワンパートナーズ、クラウド運用管理に対応したMerakiの無線LAN製品を提供

Cisco Meraki MRシリーズ

 ネットワンパートナーズ株式会社は、米Cisco Systems(以下、Cisco)の子会社である米Merakiと、国内で初めて「Cisco Meraki ディストリビュータ契約」を締結したと発表した。これに伴いネットワンパートナーズでは、クラウド上で一元制御できる無線LANアクセスポイント「Cisco Meraki MRシリーズ」を、12月より販売開始する。

 Merakiは、Ciscoが2012年に買収したネットワーク関連製品を提供する企業。クラウド上でネットワーク機器の設定を一元的に制御し、運用負荷・コストを劇的に削減する「Cisco Meraki ファミリ」を主力製品として展開している。同ファミリの特徴は、専任のIT担当者が不在でも、複数拠点にわたるネットワークを簡単に導入・運用できる点。また運用負荷が低いという特長を生かし、月額課金型サービスとしてパートナー企業が提供するのにも適しているという。

 今回、ネットワンパートナーズではCisco Meraki MRシリーズを、月額課金サービス型およびオンプレミス型の2種類の形式で提供する。アクセスポイントを統合管理する際には、通常、無線LANコントローラを導入する必要があるが、同シリーズでは各機能をクラウド上で一元管理できるため、コントローラ製品のコストを省き、容易な導入を実現するとのこと。ラインアップとしては、最新のIEEE 802.11ac(最大通信速度1.3Gbps)対応製品や屋外用製品も用意した。

 また同社は今後、Cisco Meraki ファミリのスイッチ「Cisco Meraki MSシリーズ」や、セキュリティアプライアンス「Cisco Meraki MXシリーズ」も販売する予定。これによって、無線・有線ネットワークとセキュリティ機能をすべてクラウド上で一元管理する、新たなソリューションが提供可能になるとしている。

Cisco Meraki MSシリーズ(右)とCisco Meraki MXシリーズ(左)

石井 一志