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Equinix、都内に5番目のデータセンターを建設~約43億円を投資

 米Equinixは6日、東京に新たなデータセンター「TY5」を建設すると発表した。金融関連企業、クラウド事業者、コンテンツプロバイダーからの、都内データセンターとエクイニクスの相互接続サービスへの高い需要を反映したもので、4300万ドル(約43億円)を投資するとのこと。

 TY5は、Equinixが専有する総床面積5078.36平方メートルのデータセンター専用ビル。24時間365日の有人対応と映像監視システムによるセキュリティを備え、エンジニアも常駐する。オープン時には350ラック規模のコロケーションスペースを提供。第2フェーズで375ラックを加え、725ラック規模に拡張する。なお、運用開始は2016年第1四半期の予定だ。

 設置場所は、東京の金融系企業の集積する地区の近くで、東京証券取引所と東京商品取引所に隣接する。こうした立地条件により、主要な金融機関やビジネスパートナーに対して、信頼性が高く低遅延での接続を提供できるとした。

 またTY5は既存データセンター「TY3」の近隣に位置し、TY3とはダークファイバーで直接接続される。こうした環境により、TY5を新たに利用する企業も、すでにTY3内に形成されている金融エコシステムやそのほかのユーザーとシームレスに接続することが可能とのことだ。

石井 一志