ニュース

サーバーワークスがFlyDataと実現、「必要な時だけ目覚めるBI基盤」

Redshift×FlyDataに独自運用技術を織り交ぜて

 株式会社サーバーワークスは10日、米FlyDataと業務提携し、クラウド型DWHサービス「Amazon Redshift」へのデータロードサービス「FlyData」を国内販売すると発表した。

 サーバーワークスが提供するAWS導入支援・運用自動化サービス「Cloud Automator」とFlyDataを組み合わせて、ビッグデータ解析基盤のインテグレーションサービスを提供する。単にFlyDataのサービスを提供するだけでなく、Cloud Automatorと連携させることで、大量データを分析するBI基盤を効率よく運用できるのが特長。

 例えば、普段は停止状態にあるAmazon RedshiftのDWH基盤を、Cloud Automatorのスケジューリング機能で自動起動。Amazon Redshift起動後、FlyDataで大量のデータを高速に取り込み、完了次第、Cloud AutomatorでAmazon Redshiftを(仮想的な)停止状態へ移行させられる。また、データ解析が必要なときだけAmazon Redshiftを立ち上げ、Cloud Automatorで設定したスケジュールに従って自動停止することも可能だ。

 「このようにBI基盤をコスト効率よく構築・運用できるため、より多くのケースで、Amazon Redshift、FlyData、Cloud Automatorを組み合わせたビッグデータ解析基盤が採用されるものと期待する」(サーバーワークス)。

 同社は、2008年よりAWS導入支援サービスを提供しているクラウドインテグレーター。2011年にはAWS Solution Provider、2012年にはAPN(AWS Partner Network)のAdvanced Consulting Partnerに加入し、2014年7月には日本で初めてAPNのManaged Service Providerコンピテンシーを取得している。

 今回の提携により、今後3年間で5億円の売上を見込む。

川島 弘之