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Smart動態管理、通常のブラウザーで使える車両位置のリアルタイム表示機能

 株式会社オンラインコンサルタントは29日、スマートフォンを用いた動態管理・運行管理システム「Smart動態管理」で、車両の現在位置がリアルタイムで動いて分かるドライバーリアルタイムマップ機能をリリースした。

 Smart動態管理は、スマートフォンにインストールしたアプリを利用して、商用車の動態管理や運行管理を行うシステム。1台あたり月額950円(Android版)から利用でき、180社以上に導入されているという。

 オンラインコンサルタントでは、こうしたスマートフォンでの動態管理アプリは、ほとんどの製品がウェブブラウザでGoogle Mapなどの地図上に、車両や人の位置を表示しているが、ウェブブラウザーのページを更新しないと、リアルタイムの位置情報を更新しないという難点があったと説明。こうした問題を解決すべく、ウェブブラウザーを更新しなくても、車両の実際の位置に合わせてアイコンが地図上を動く機能を開発した。

 リアルタイム表示機能は、Internet Explorer 10以上、Firefox、Chrome、Safariなど、通常のウェブブラウザーで利用でき、専用アプリなどをインストールする必要はない。機能はWebSocketを利用した実装になっており、クライアント側での画面の自動更新ではないため、アイコンの動きが滑らかといった特徴があるという。地図にはOpenStreetMapをベースにしたMapboxを利用している。

 車両などのアイコンは作業ステータスに応じて色が変化し、どこに向かっているかの進行方向も表示。アイコンはユーザーごとに好きな画像に変更でき、より視覚的に誰がどこにいるかの表示が可能。画面右端には最終更新時間を表示する。

三柳 英樹