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ファイル転送システム「eTransporter」のSaaS版、AXLBITの基盤を利用

 株式会社NSDビジネスイノベーションは22日、自社のファイル転送システム「eTransporter」をクラウドサービス化し、9月上旬より提供すると発表した。AXLBITのSaaSプラットフォーム「AXLBOX」を利用する。

 eTransporterは、メールに添付できないような大容量ファイルや重要なファイルを、簡単・安全に送信する企業向けファイル転送システム。オプションの添付ファイル自動分離ソリューションを利用すれば、通常のメール添付と同じ感覚で大容量ファイルを送信することもできる。従来はオンプレミス向けに販売されていたが、SaaSでの提供が開始されることにより、利用用途やユーザー数、システム環境に合わせて最適な導入形態を選択可能になったという。

 このSaaS版では、ファイル転送システム環境をそのまま提供。ユーザー数や送信可能ファイル数は無制限で、メール連携機能も標準で提供する。さらに、導入価格が抑えられるほか、インフラを含めたサービスとして提供するため手軽に利用できる点が特徴。基盤となるAXLBOXは、日本国内にあるビットアイルの堅牢なデータセンター内で稼働しているため、安心して利用できる点も優れているとのこと。

 セキュリティ面では、いつ、誰が、誰に、どんなファイルを送付したかを記録しており、ファイルのダウンロード履歴も記録するので、監査で利用可能なログを提供できるとしている。

石井 一志