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“人事目標管理”に特化したBPM、クレオマーケティングが販売

 株式会社クレオマーケティングは3日、人事目標管理のビジネスプロセス管理(BPM)システムを発売した。

 戦略的な人材活用が重要な施策と捉えられるなか、社員自身が業務の個人目標を設定して目標達成のために自立的に行動する人事目標管理制度(MBO:Management By Objective)は、「経営方針・戦略の浸透」「評価・考課」「モチベーション向上」「コミュニケーション促進」「評価結果の合意形成」などを目的として、すでに88.5%もの企業に導入されている(労務行政研究所調べ)。

 一方で、「目標設定や評価結果に対する合意形成が不十分」「面談やコミュニケーションが形式的だったり省略されたりすることがある」といったように、施策運用が形骸化している現状もあるという。

 そこで、MBOの関連業務プロセスを見える化・進ちょく管理し、実効性のある制度運用を実現するためのBPMシステムをクレオマーケティングが販売する。クレオネットワークスが開発した、業務の手順と進ちょくを見える化するBPMシステム「BizPlatform」に、人事目標管理のBPMテンプレートを組み合わせたものとなる。

BizPlatform+人事目標管理テンプレートの業務プロセス

 同システムによる期待効果としては「計画的な個人目標設定・評価の実施による社員の納得感の向上」「制度運用の可視化によるおざなりな評価業務の排除」「適時適切に業務課題を抽出して継続的に改善」「ZeeM人事給与とのデータ連携による業務効率化」を挙げている。

 価格は、BizPlatformと人事目標管理テンプレートを組み合わせて600万円(税別)から。クレオマーケティングでは、今後3年で50本の販売を目指す。

トップ画面:人事目標管理の案件をステータスごとに一覧できるトップ画面で、各案件の状態を確認
評価詳細画面:役割と権限を細かく設定することで、表示できるページや画面項目を制御

川島 弘之