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SCSK、クラウド型ERP「ProActive for SaaS」を提供開始

 SCSK株式会社は16日、自社開発ERPパッケージのSaaS版「ProActive for SaaS」を発売した。

 ProActive for SaaSは、セキュアなクラウドプラットフォームで利用できるというクラウド型ERPソリューション。多様化する基幹業務システムの構築スタイルに対して、「Standard」と「Premium」の2モデルを用意する。月額料金での利用が可能となり、短期導入やコストの大幅低減など、SaaSとしてのメリットを最大限に教授できる最適なシステム環境を提供するという。サービス基盤には、SCSKのクラウドサービスインフラ「USiZE」を利用。中堅・中小企業から大手企業、グループ会社まで幅広く利用できるSaaSとして、必要なサービスを必要なだけ選択できるようになっている。

 「Standard」モデルは、会計・販売・人事と基幹業務を広くカバーする、SaaSのために新たに開発された「ProActive Light」をクラウドサービスとして利用できる。業務の遂行に必要なシンプルな機能で、より短期間に、より安価にERPを利用できるエントリーモデルとして、中堅・中小企業向けに提供する。価格は月額5万円(税別)から。

 「Premium」モデルでは、「ProActive E2」をクラウドサービスとして利用できる。IFRS対応をはじめ、多様な業務要件やよりセキュアな環境で利用できる上位モデルとして、中堅・大手企業向けに提供する。価格は月額10万円(税別)から。

 各モデルにおける導入教育などの初期費用については別途必要。販売目標は、今後3年間で500社。

ProActiveのラインアップ
利用ニーズに応じて選べる2つのモデル

川島 弘之