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ニフティ、「ハコクラ」にメッセンジャーサービスとSFAを追加
パートナーの「OA総合館渋谷」にショールームを開設
(2014/5/12 12:42)
ニフティ株式会社は12日、パートナーが提供するSaaSを箱形のパッケージにして提供する「ハコクラ NIFTY Cloud selection」(以下、ハコクラ)のラインアップに、2タイトルを追加すると発表した。企業向けメッセンジャーサービス「direct」、GPS位置情報連動型の営業支援システム(SFA)「GEOCRM.com」を、同日より提供開始する。いずれも価格は880円(税別)。
「ハコクラ」は、SaaSを一定期間試用できるプロダクトキーにマニュアルを同梱してパッケージ化し、簡単に利用できるようにしたもの。試用期間終了後も継続利用したい場合は、所定のWebサイトから申し込むことにより、月額/年額課金形態で正式版へ移行できる。
新パッケージのうち「direct」は、チャット機能と独自の「アクションスタンプ」で、スマートフォンと会社のPCをリアルタイムにつなぐ、企業向けメッセンジャーサービス。チーム内のタスクを共有できる「タスクスタンプ」により、社員の「知らない」「聞いてない」といったコミュニケーションの不徹底をなくせるという。試用期間は30日で、その後も継続利用する場合の価格例は、50ユーザーまでのプレミアムプランの場合、月額2万7500円(税別)。
一方の「GEOCRM.com」営業担当の位置情報を起点とした、GPS位置情報連動型SFAサービス。スマートフォンから場所と報告内容を選んでチェックインするだけで、顧客訪問情報を記録し共有できるという。また、営業担当の位置情報をもとに、付近の取引先をプッシュ表示する機能も備えた。試用期間は30日で、その後も継続利用する場合の価格例は、10ユーザーの特別パックの場合、初期費用が5万円(税別)、月額費用が2万円(税別)。
なお「ハコクラ」の販売は、ダイワボウ情報システム(DIS)を経由し、同社のビジネスパートナーである全国約1万7000社の販売会社を通じて行われているが、今回、販売会社のひとつであるサガスのショールーム「OA総合館渋谷」にIT相談窓口を開設するとのこと。また今後も、同様の取り組みを行う店舗を拡大するとしている。