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サムライズ、Webアプリサーバー「Adobe ColdFusion 11」を発売

モバイルアプリ開発もサポートした最新版

 株式会社サムライズは30日、米Adobe Systems Incorporatedが開発した最新Webアプリケーションサーバー「Adobe ColdFusion 11」を発売した。日本語版、英語版同時リリースで、ライセンス価格は「Standard Edition」が19万5500円(税別)、「Enterprise Edition」が115万8300円(同)。

 Adobe ColdFusionは、複雑なビジネスロジックを少ない行数のコードにまとめ、迅速なWebアプリケーション開発を実現する。Javaをベースとしながら、企業向けWebアプリケーション開発を目的とした専用言語「CFML(ColdFusion Markup Language)によって、Javaのパワーを教授しつつ、Javaの難しさを感じない直感的なプログラミングを可能にするのが特長。

 新版では、ColdFusion開発者向けに「Adobe ColdFusion Bulider 3」と組み合わせた総合的なモバイルアプリ開発をサポートする。開発言語であるCFMLをベースに、モバイル向けのWebサイトの構築が可能。「Adobe PhoneGap Build」と連携すれば、iOS・Androidなどのモバイルアプリも作成できる。

 Adobe ColdFusion 11には、Adobe ColdFusion Bulider 3の無償版もバンドル。「Standard Edition」には1本、「Enterprise Edition」には3本のライセンスが付属される。別途個別に購入する場合は3万4000円(税別)/ライセンス。

 このほか、HTMLからPDFへの変換品質も向上。新たなPDF変換エンジンを搭載し、変換品質を向上することで、既存のWebページの変換だけでなく、プログラミングによる動的なHTMLコンテンツの作成、変換に対応。Webコンテンツのドキュメント化を促進する。

川島 弘之