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NRIのセキュリティ事業、NRIセキュアへ継承

ID管理関連の6製品・サービスが対象

 野村総合研究所(NRI)のセキュリティ事業が、5月1日付けで会社分割(簡易吸収分割)によって、NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)に継承される。両社が14日、発表した。

 NRIセキュアは、NRIグループで情報セキュリティの中核を担う子会社。セキュリティ関連事業として、コンサルティング事業、マネージドセキュリティサービス事業、ソフトウェア事業を展開している。

 今回の事業継承により、NRIのID管理に関連する製品・サービスが、NRIセキュアのソフトウェア事業に統合される。具体的には、ID連携サービス「Uni-ID」、ASP型の電子信書交付サービス「POSTUB」、ネット上の情報を集約して一覧表示するアグリゲーションサービス「InterCollage」、ドキュメント管理ソリューション「Contents EXpert」、ケータイを活用したワンタイムパスワードサービス「SecuSURF」の6製品・サービス。

 統合でノウハウを蓄積することで、製品・サービス間の連携強化や販売体制の拡充といった相乗効果を狙う。また、事業統合に伴い、システム開発ノウハウを有する多くのエンジニアがNRIセキュアに合流する。NRIセキュアは、増強されるSI力を活用し、従来のパッケージ製品単体提供に加えて、製品を核にした一部オーダーメイド開発のソリューションも提案していく考え。

川島 弘之