ニュース

ぐるなび、2013年のサイト刷新でアクセス数1.4倍、予約件数6倍に

ビッグデータ蓄積基盤も構築・活用へ

 株式会社ぐるなびは、2013年6月~7月にかけて飲食店情報検索サービス「ぐるなび」のサイトリニューアルを実施し、加盟飲食店が自ら店舗情報を発信するためのプラットフォームの機能強化や、ビッグデータ蓄積基盤を構築した。支援した株式会社日立ソリューションズが6日、発表した。

 ぐるなびは、総掲載店舗数約50万点、月間アクセス数10億1000万ページビュー、ユニークユーザー数4200万人、会員数1154万人を抱える日本最大級の飲食店情報検索サイト。

 サイトリニューアルでは「飲食店経営の支援強化」と「ユーザーの利便性向上」を図った結果、2013年7月~9月にアクセス数が前年同期比142%、2013年12月に予約システムの月間予約件数が前年同月比579%と大幅に増化したという。

 具体的な施策としては、「お店のこだわり」「お店の最新情報」を新たに店舗ページへ追加したほか、お店の「こだわり」情報をキーワードに検索できるようにし、ユーザーが希望の店をより見つけやすくした。

 予約機能も強化。コース内容から飲食店を検索し、空席情報の確認やオンライン予約を行える「宴会・コース予約検索」機能を追加した。また、ユーザーが実際に食べて美味しかったメニューを写真に撮って投稿する「応援口コミ」機能により、飲食店とユーザーの間のコミュニケーションも可能にした。

 加盟店向けには、自らお店の情報を発信するためのプラットフォーム「ぐるなびPRO for 飲食店」を機能強化。従来、ぐるなび側に依頼していた店舗ページの情報更新を直接できるようにし、写真などを用いて簡単に「こだわり」をアピールできるようにした。

 同時にビッグデータ蓄積基盤も構築。店舗ページの情報(営業情報、メニュー情報)やサイト閲覧履歴(閲覧エリア、業態、予算、シーン、シチュエーション)、予約情報などを蓄積する。ぐるなびは今後、ビッグデータを分析することで、加盟店における効率的な集客につながる販促サービスを充実させるほか、利用者一人ひとりにパーソナライズされた最適な情報を「検索」や「おすすめ情報」として提供するとしている。

川島 弘之