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PowerConnect後継のレイヤ2/3スイッチ「Dell Networking Nシリーズ」
OpenFlowも標準でサポート、
(2014/3/6 16:25)
デル株式会社は6日、レイヤ2/3スイッチ「Dell Networking Nシリーズ」(以下、Nシリーズ)を発表した。
「Nシリーズ」は、デルが独自開発したLinuxベースのOS「Dell Networking OS」を採用するキャンパス向けスイッチ。従来のPowerConnectシリーズの後継にあたり、従来のPowerConnect 5500シリーズ以上のラインアップは、今後「Nシリーズ」へ置き換わっていくという。
管理機能は、標準的なCLIと分かりやすいGUIの双方に対応。12台までのスタック接続が可能なほか、レイヤ2レベルでネットワーク冗長性を確保するMLAG(Multi Switch Link Aggregation Group)をサポートし、安定度の高いネットワークシステムを提供できる。また、シスコ製品との接続性を意識している点も特徴で、RPVST+やCDPといったプロトコルに対応した。
加えて、あて先ではなく指定された基準に基づいてパケットを転送するポリシーベースルーティング、SDN技術のOpenFlow 1.0など、最新のネットワーク技術もサポートする。なお、OpenFlow 1.3についても年内の対応を予定するとした。
ラインアップとしては、Gigabit Ethernet(GbE)のレイヤ2スイッチである「N2000シリーズ」、GbEのレイヤ3スイッチ「N3000シリーズ」、10GbEのレイヤ3スイッチ「N4000シリーズ」が用意される。
価格は、N2000シリーズでは、1000BASE-Tポート×24、SFPポート×2のモデルが30万5600円(税別)から。1000BASE-Tポート×48、SFPポート×2のモデルや、それぞれのPoE給電対応モデルも提供される。
N3000シリーズは、1000BASE-Tポート×24、SFP+ポート×2、GbEコンボメディアポート×2、ホットスワップ対応拡張モジュールベイ×1を搭載し、59万6900円(税別)から。このほか、SFPポート×24や、1000BASE-Tポート×48、PoEモデルなどもラインアップされた。
N4000シリーズの価格はすべて個別見積もり。10GBASE-T/1000BASE-Tポート×24、SFP+ポート×24、10GBASE-T/1000BASE-Tポート×48と40GbE QSFP+ポート×2、SFP+ポート×24と40GbE QSFP+ポート×2、といったモデルが用意されている。なお、電源はいずれも標準で冗長化されているほか、ホットスワップ対応拡張モジュール×1も搭載した。