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日本SGI、ミッドレンジ向けのオールフラッシュアレイ「InfiniteStorage 5600-F」など

SGI InfiniteStorage 5600/5100(24ベイモデル、筐体は共通)

 日本SGI株式会社は6日、ストレージアレイ「SGI InfiniteStorageシリーズ」のラインアップに、ミッドレンジモデル「SGI InfiniteStorage 5600」、SSDを搭載したオールフラッシュモデル「SGI InfiniteStorage 5600-F」、およびエントリーモデル「SGI InfiniteStorage 5100」を追加すると発表した。提供開始はいずれも3月下旬から。

 「SGI InfiniteStorage 5600」は、RAIDコントローラあたり最大384ドライブまで搭載できるミッドレンジのストレージアレイ。RAIDコントローラの性能向上により、SPC Benchmark-2において同クラスの既存製品の約2倍となる、8855.70 SPC-2 MB/秒のベンチマーク性能を達成したという。

 ディスクはSAS HDDやSSDなどを用途に応じて選択でき、筐体は、3.5型ディスクを12基搭載できる2Uサイズ、2.5型ディスクを最大24基搭載できる2Uサイズ、3.5型ディスクを60基搭載できる4Uサイズといった3種類が用意される。サーバー接続用のホストインターフェイスは、16Gbps FCあるいは6Gbps SASから選択可能だ。

 価格は、12ベイ(計24TB、SAS HDD)の場合で1341万円(税別)から。

 2つ目の「SGI InfiniteStorage 5600-F」は、SSDを最大120基搭載可能なオールフラッシュストレージ。最大で40万IOPSの高いI/O性能性能を発揮できるため、高性能と低いレイテンシが求められるHPCアプリケーションや、データ集約型アプリケーション、仮想環境でのデータ管理といった利用を想定している。

 価格は、24ベイ(計9.6TB)構成時で3295万1000円(税別)から。

 「SGI InfiniteStorage 5100」は、既存製品の2倍の帯域幅を持つ16Gbps FCおよび12Gbps SASをホストインターフェイスに採用した、新しいエントリーモデル。同クラスの既存製品と比べて、キャッシュメモリを2倍に増強したほか、最新RAIDコントローラの採用で全体的な性能向上も図った。

 筐体は「SGI InfiniteStorage 5600」と同様の3種類を用意。ディスクも、SAS HDDやSSDなどから必要に応じて選択でき、混在にも対応する。なお、RAIDコントローラあたり192ドライブまで対応可能だ。

 価格は、12ベイ(計48TB、SAS HDD)の場合で399万7000円(税別)から。

石井 一志