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商用Hadoopディストロ「Pivotal HD」とDBエンジン「HAWQ」を提供開始

 Pivotalジャパン株式会社は4日、Hadoopディストリビューション「Pivotal HD Enterprise」(以下、Pivotal HD)と、同製品上での高速なSQL処理を実現する「HAWQ(ホーク)」を国内で提供すると発表した。同日から、EMCジャパンと同社の販売パートナーを通じて販売する。

 Pivotal HDは、オープンソースのApache Hadoopをベースに開発された、独自のHadoopディストリビューション。一元的な構成管理・監視を実現するWebツール「Pivotal Command Center」や、仮想基盤上のHadoopの最適化を行う「HVE(Hadoop Virtualization Extensions)」を搭載しているため、クラウドシステムとの親和性の高い、企業向けHadoopプラットフォームを構築できるという。

 ベースとなるHadoopには最新のHadoop 2.0を採用し、HDFS Federation、Name Node HAといった最新機能を活用可能。MapReduce 2.0、YARN、Hive、HBase、Pigをはじめとする、さまざまなモジュールを利用できる。

 1ノードあたりの参考価格は、年間27万2550円(税別)。

 一方のHAWQは、Pivotal HD上で稼働する、標準SQL対応のデータベースエンジン。Pivotalが並列処理データベース「Pivotal Greenplum Database」で培ってきた、ビッグデータ処理のためのテクノロジーを生かして開発されたとのことで、従来のHiveを使う場合と比べ、数十倍から数百倍の高い性能を実現するという。

 またHiveと異なり、標準SQLに完全準拠したHadoopファイルシステムへのアクセスが可能なため、企業の分析者は、これまで使用してきたBI(ビジネスインテリジェンス)やBA(ビジネスアナリティクス)などの分析アプリケーションを改変することなく、Hadoop上のビッグデータ処理を行えるとした。

 1ノードあたりの参考価格は、年間74万9100円(税別)。Pivotal HDのオプションとして提供されるため、利用にあたっては別途Pivotal HDの環境が必要になる。

石井 一志