アシスト、企業内での“定着”を支援するBIパッケージ

　株式会社アシストは9日、BIプラットフォーム「WebFOCUS」の新版「同 8.0.04」を提供すると発表した。また同時に、これをベースエンジンとしたパッケージ「WebFOCUS EVO」を12月10日より出荷開始する。

　「WebFOCUS」は、米Information Buildersが開発しているBIプラットフォーム。高い開発生産性と直感的な操作性に加えて、Oracle Database、DB2をはじめとしたRDB、Oracle EBSやSAPなどのERPパッケージ、IMS/DB、VSAMといったレガシーシステムなど、さまざまなデータ/システムとの接続性に優れているのが特徴という。

　今回の新版では、HTML5グラフをサポートしたほか、Windows Server 2012、Internet Explorer 10（32ビット/互換モードのみ）といった新しいプラットフォームに対応。このほか、ユーザー管理やセキュリティ機能、自由検索機能、モバイル対応などが強化されている。

　一方、新たに提供されるWebFOCUSは、社内での「定着」を目指したパッケージ。基本パッケージ「WebFOCUS EVO Base Package」では、レポート実行エンジン（WebFOCUS 8.0.04）に加えて、アクセスログの取得機能や、HTML上での出力結果に対して加工/編集が可能な形式でのレポート出力機能、ユーザー管理、セキュリティポータルといった機能をセットにして提供する。また、自由検索/Web上での開発機能も10ユーザー分が用意されるとのこと。

　さらに、上位版となる「WebFOCUS EVO Enterprise Package」では、スケジュール実行/配信とモバイル連携機能を提供。Base Packageではユーザー数が限定されていた自由検索/Web上での開発機能についても、ユーザー数無制限で提供する。