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NECラーニング、国内初のPHP技術者認定上級試験認定コースを開設

 NECラーニング株式会社は、国内初のPHP技術者認定上級試験認定コースを11月6日より開講する。フロイデ株式会社の協力により、COBOL技術者向けのPHPコースも12月12日より順次開講する。

 PHPが大規模サイトなどで重要な役割を担うようになるにつれ、市場では慢性的なPHP上級プログラマ不足が続いている。そこで「PHPプログラミング上級」を開設する。

 同コースでは、より高度なPHPプログラミング技術を講義、マシン実習を通して技術を修得できる。PHP技術者認定上級試験の合格を目指している人などに最適という。

 到達目標は以下の通り。

・関数、クラスを用いたPHPプログラムの書式を理解し、書くことができる。
・Webアプリケーションに関するテクニックやセキュリティを理解し、適切に実装できる。
・データベースを扱うPHPプログラムを書くことができる。
・グラフィック、PDF、XML、JSONを扱うPHPプログラムを書くことができる。
・SPLについて理解し、利用できる。
・名前空間、クロージャー、ラムダ、リフレクションなどについて理解し、より高度なPHPプログラムを書くことができる。
・フィルタについて理解し、必要なPHPプログラムを書くことができる。
・PHPの拡張やPEAR/PECLなどの既存モジュールの作成運用メンテナンスができる。

 前提知識は、PHP技術者認定初級試験合格、またはそれと同等程度のPHP/HTML/DBに関する知識を持つ人。講師はPHP技術者認定上級試験の認定テキスト執筆者である「親方」こと古庄道明氏が担当する。

 受講料は12万円。講習日数は3日間(9:30~16:30)。

 また、COBOL開発市場が頭打ちとなり、COBOL技術者には複数の開発言語をマスターすることが求められるが、Lightweight Languageなどの開発限を修得するためのトレーニングコースも存在していなかった。そこで慢性的なPHPエンジニア不足を解消すべく、フロイデ社の支援の下、「COBOL技術者のためのPHP入門 -フレームワークでPHP開発-」を開設する。

 フルスタックフレームとメインフレーム、PHPとCOBOLの類似点・相違点を確認することで、「MVCモデル」「Webサーバー」「クラウド」「データベース」の概念を効率的に修得する。文法よりも実際に開発体験を行うことで、PHPおよびフレームワークへの興味を持ち、独学への足がかりとすることに重点を置くという。

 到達目標は「フレームワーク(Phalcon)を使用してPHPによるWebアプリが作成できる」。前提知識は、COBOLの基本知識を持つ人。クラウド型実習サービスにて行う。受講料は7万4000円。講習日数は2日間(9:30~16:30)。

川島 弘之