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コクヨS&Tとアシスト、帳票データの作成から配信までをワンストップで提供するソリューション

 コクヨS&T株式会社と株式会社アシストは3日、「帳票データ配信ソリューション」を同日より開始すると発表した。コクヨS&Tの企業間データ連携サービス「@Tovas」と、アシストの取り扱うBIプラットフォーム「WebFOCUS」、帳票支援ツール「ListCreator」、データ連携ツール「DataSpider」を組み合わせて提供する。

 「@Tovas」は、CSV、PDFといった帳票用データの配信基盤を構築するクラウドサービス。特別な機器や専用線設定などは不要で、配信はSSLによって暗号化され、ウイルスチェックを実施した後に、インターネット回線を活用し、FAX送信、ファイル送信、私書箱送信、郵送(オプション)といった形式で配信される。従来、ビジネスで取引先に応じて利用している形態そのままでの配信が可能なほか、送受信の履歴は管理画面から確認でき、「いつ・だれが・どのような情報を・送受信したか」という情報の確認を行える点も特徴だ。

 一方のアシストでは、自社の取り扱い製品である、BIプラットフォーム「WebFOCUS」と帳票支援ツール「ListCreator」、さらにはデータ連携ツール「DataSpider」をニーズに合わせて組み合わせ、顧客企業の情報活用を強力に支援してきた実績を持つ。

 今回はコクヨS&Tとの協業で、アシストの情報活用支援製品とコクヨS&Tのクラウドサービスを組み合わせ、基幹システムからのデータ抽出、帳票レポートデータ作成から企業内や取引先への配信までをワンストップで実現する「帳票データ配信ソリューション」を提供できるようになった。

 両社では、これを利用することで、ペーパーレス化や、帳票出力から配信までにかかっていたコストの削減、業務の大幅な効率化が実現するとしている。

石井 一志