NEC、スケールアウト型データベース「InfoFrame Relational Store」がAWSに対応

　日本電気株式会社（NEC）は28日、スケールアウト型データベース「InfoFrame Relational Store」のクラウド対応を強化し、Amazon Web Services（AWS）向けのライセンスを設けると発表した。国内向けに9月末から、海外向けには10月末から提供を開始する予定。

　InfoFrame Relational Storeは、KVS（キーバリューストア）による柔軟なシステム拡張と、従来のRDB（リレーショナルデータベース）と同様の使いやすさを実現しながら、独自技術により、高速トランザクション処理を行えるスケールアウト型データベース。今回、同製品がAWSのクラウド環境に対応した。

　これにより、サーバー、ストレージなどの準備を行わなくても新たなサービスの導入を行えるようになるほか、従来、代表的な構成で約2週間かかった準備期間を1時間に短縮できるという。また、必要とする性能などに応じたリソースの増減も容易になるので、新サービスに最適な環境を構築でき、InfoFrame Relational Storeの強みである拡張性（スケールアウト特性）を十分に発揮可能とのこと。

　ライセンスは月額ライセンスと永続ライセンス（AWSインスタンス単位ライセンス）が用意される。料金は、月額ライセンスが3万5000円（税別）から、永続ライセンスが100万6000円（税別）から。なお月額ライセンスは、最低6カ月からの購入となる。