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ラネクシー、VDI環境に対応したデバイス制御ソフト「DeviceLock 7.2」

 株式会社ラネクシーは17日、デバイス制御ソフトの新版「DeviceLock 7.2」を国内販売代理店を通じて発売した。

 DeviceLockは、USBメモリやCD-ROMなどのリムーバブルメディアをはじめ、FireWireポート、Wi-Fiアダプタ、BluetoothアダプタなどクライアントPCの周辺機器の使用を制限することで、情報の不正持ち出しを防止するソフト。導入作業や管理が簡単で、高価なサーバーライセンスも必要とせず、地方自治体、製造業、医療関連企業などを中心に導入が進んでいる。

 新版では、Microsoft RDS、Citrix XenApp、Citrix XenDesktop、VMware Viewの各VDI環境下におけるデバイス制御に対応した。また、イベント発生時にSMTP/SNMPを利用してリアルタイムにアラートを発することで複数拠点や遠隔地のアクセス管理を容易にする「アラート機能」や、任意のWebブラウザでデバイスが管理できる「Web Console」なども搭載した。

 オプションコンポーネントと提供される「NetworkLock」も強化。ネットワークを介して送受信されるメール、Webアクセス、暗号化されたHTTPセッション、インスタントメッセンジャー、そのほかのHTTPベースのアプリケーション、FTPファイル転送など制御する機能だが、新たにローカルネットワークのファイル共有を処理するSMBプロトコルやSkypeプロトコルに対応。NetworkLockが管理するプロトコルのリストにないTCP/UDP接続をブロックする「Basic IP Firewall」機能も追加した。

川島 弘之