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OSK、業務手順を“やさしく教える”新機能を搭載した統合型グループウェア「eValue NS 2nd Edition」

 株式会社OSKは9日、統合型グループウェアの新版「eValue NS 2nd Edition」を、9月19日から販売開始すると発表した。デザインを一新したほか、業務手順をナビゲートする新機能などが搭載されているという。

 「eValue NS」は、ワークフロー、ドキュメント管理、コミュニケーション、スケジューラなどの機能を備えた、統合型グループウェアである。

 新版となる「eValue NS 2nd Edition」では、ガイダンスにしたがって業務を迷いなく進められるようにする「業務ナビ」機能を搭載した。これまで個人の記憶や判断に依存していた業務、定期・不定期の慣れない業務を、ナビゲーションに基づいて遂行できるようにするもの。退職や人事異動による業務手順継承、新人実務教育や決算処理・年次/月次、引っ越し・結婚・年末調整といった、慣れない申告の手順参照・申請など、忘れがちな作業手順の参照・実施で威力を発揮するとのこと。

 またこの機能では、eValue NSの各アプリケーションとの連携だけでなく、Microsoft Officeなどの外部アプリケーションを簡単に呼び出せるので、各種ツールを適切なタイミングで使って作業を進められる点もメリット。業務フローを明確にするだけでなく、業務の実行結果から遅延の原因などを分析し、見直し・改善も行えるため、BPM(ビジネスプロセス管理)としても活用可能とした。

 加えて今回はGUIを一新。タブレットの利用が一般的になった時代にあわせ、限られた画面サイズを有効活用できる機能を追加し、ポータルデザインをリニューアルした。また、タブレットのホーム画面を意識した「機能ランチャー」や「新着通知」、メニューのON/OFF機能、多彩なカラーパターンにより、利用者に最適な操作画面を提供する。

 このほか、ラインアップすべてがマルチブラウザ環境に対応し、以前からのInternet Explorer(IE)だけでなく、Google ChromeやiPadのSafariなどをサポート。タブレット操作を考慮したデザインとあわせて、モバイル環境での利用を促進するとしている。

 価格は、30ライセンスのスターターパックの場合で、75万円(税別)から。アプリケーション個別での購入にも対応している。

石井 一志