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ジャパンシステム、ストレージ「HP 3PAR」の導入・構築支援サービスを提供

 ジャパンシステム株式会社は9日、ストレージ製品「HP 3PAR ユーティリティ・ストレージ(以下、HP 3PAR)」の導入コンサルティング、および構築支援サービスを提供開始すると発表した。またこのサービス開始にあたり、日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は、同社が展開している3PARパートナーアライアンスを通じて、ジャパンシステムを支援する。

 ハードウェアでシンプロビジョニングを実現しているHP 3PARは、パフォーマンスを犠牲にすることなく、必要な時に必要な分だけ拡張でき、無駄な投資を抑制できる特徴を持っている。これにより、ディスク容量を50%以上削減できるだけでなく、自律的な運用管理により、ストレージ管理の工数を最大90%削減可能な点も評価されているとのことで、ニーズが高まっているクラウド環境に最適化されたストレージとして、注目が集まっている。

 今回、ジャパンシステムが提供する新サービスは、HP 3PAR導入のコンサルティングから設計・構築を含むスタートアップサービスまでを一環してカバーするもの。サービスを通じて、ストレージ環境でのコストパフォーマンスの最適化、品質の維持、リスクの緩和、ビジネスの俊敏性向上などを支援するという。また、バックアップシステムの環境構築サービスやデータ移行の支援サービスもあわせて展開する。

 ジャパンシステムでは、すでに加盟している3PARパートナーアライアンスを通じ、日商エレの支援のもとで、新規事業展開を加速させたい考えで、西日本地区における協業ビジネス立ち上げをスタートとし、得意市場である企業および自治体向け提案を推進するとのこと。売り上げ目標としては、今後1年間に15億円を見込んでいる。

石井 一志