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ISID、統合人事クラウドサービス「POSITIVE on CLOUDiS」をAWS上で提供

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は3日、統合人事パッケージ「POSITIVE」のクラウドサービスである「POSITIVE on CLOUDiS」を、Amazon Web Services(AWS)上で同日より提供すると発表した。同時に、中堅企業向けの人事パッケージ「STAFFBRAIN」のクラウド版「STAFFBRAIN on CLOUDiS」をラインアップに追加し、こちらもAWS上で提供開始する。

 「POSITIVE」は、人事・給与・就業管理といった機能に加え、人材育成支援やグループ会社管理など、大企業で必要とされる機能を標準搭載したパッケージ。このクラウド版である「POSITIVE on CLOUDiS」では、AWSを利用することにより、入力/照会業務が集中する月末など、一時的にシステム負荷が高くなる場合には、Webサーバーの台数を自動的に増加させるといった運用に対応する。

 通常運用時は必要最小限の構成で使えるため、トランザクション量に合わせて適正なコストでインフラを利用できる点がメリット。管理対象となる従業員数やグループ会社が増加した場合でも、それに応じて、段階的にリソースを容易に追加できる。

 また、仮想プライベートクラウド環境を提供するAmazon Virtual Private Cloud(VPC)を利用すれば、それまで自社環境で行ってきたセキュリティ対策や運用管理手法はそのままに、「POSITIVE」「STAFFBRAIN」をクラウド環境上で利用できるとのこと。

 さらにISIDのサービスでは、単にソフト(システム)をAWS上で稼働させるだけではなく、システム運用の支援サービスをあわせて提供する点も特徴。ISIDグループの統合監視・運用管理システムサービス「AOSMS」により、24時間365日の監視・運用保守サービスを提供するほか、セキュリティパッチ適用、法制度改定対応、バージョンアップ適用などをユーザーに代わって実施することで、インフラの管理・運用の負担を軽減する。

石井 一志