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日本オラクル、大規模プロジェクトの優先順位を判定する業務アプリケーションの最新版

 日本オラクル株式会社は17日、社会基盤やプラントエンジニアリングなど、大規模なプロジェクトのプロジェクト・ポートフォリオ管理を支援するアプリケーション「Primavera Enterprise Project Portfolio Management(EPPM)」の最新版を、国内で同日より提供すると発表した。主に、エンジニアリング、重電、自動車、航空機、エネルギー、建設、公共など、プロジェクトを重視する業界に対して提供される。

 「Oracle EPPM」は、企業が投資するプロジェクトにおいて、人材・設備・予算などの経営資源の最適化と、製品開発・設計・製造・調達・組み立てといった全体工程の可視化を行うアプリケーション製品群。これらを活用することで、投資すべきプロジェクトの優先順位を決定できるため、複雑なプロジェクトや複数のプロジェクトを統合的に扱うプログラムを、計画・管理することができるという。

 具体的な製品としては、社会基盤やプラントエンジニアリングの建設、エネルギー施設の保守・定期保全など、大規模な個別プロジェクトやプログラムの計画立案、スケジュール管理、モニタリングとコントロールを行う「Primavera P6 Enterprise Project Portfolio Management」、IT開発、新製品開発、企業内の業務改善などの個別プロジェクトやプログラムの計画立案、スケジュール管理、モニタリングとコントロールを行うクラウドアプリケーション「Instantis Enterprise Track」、プロジェクトの投資計画や予算管理を支援するクラウドアプリケーション「Primavera Unifier 9.12」が用意される。

 また、「Oracle EPPM」と主要なアプリケーションパッケージを連携させるためのフレームワーク「Primavera Gateway」、プロジェクト・ポートフォリオ管理に特化したBI(ビジネスインテリジェンス)製品「Primavera Analytics」も提供されるとのこと。

(石井 一志)