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Samurai、スマホを用いたO2Oソリューションパッケージ「Mercury」

 株式会社Samuraiは5日、スマートフォンを用いたO2O(Online to Offline)ソリューションパッケージ「Mercury」を発売した。

 Mercuryは、リアル店舗とWebサービスの会員を、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル会員証を活用して統合管理したい事業者向けサービス。Samuraiが提供するNFC対応ECサイト構築パッケージ「AR(Actual Revolution)」をベースに、会員管理や分析・集計機能、ポータルサイトやECサイトのコンテンツ管理や販売管理、各種ソーシャルメディアとの情報連携機能などを備える。

 会員情報として一般的な属性情報のほかに、会員ランクを設定可能。例えば、売上金額や来店・購入頻度、Webサイトのレビュー数など任意のしきい値を設定し、会員をセグメント分けできる。属性情報や会員ランク、または購入商品、参加キャンペーン、利用クーポンなどの会員固有の実績情報に応じて会員情報を抽出し、メルマガ配信などの販促施策も打てる。

 NFCやQRコードに対応したスマートフォンなどを会員証として活用可能。ソーシャルメディア連携機能では、Facebook/Twitter/LINEに対応。ユーザー企業は商品やサービス、ニュース、クーポン、ブログなどのコンテンツを自社のWebサイトだけでなく、ソーシャルメディアに投稿し、Mercuryの管理ツールで一元管理できる。

 また、ベースパッケージとして「AR」を採用するため、リアル店舗とWebでの会員サービスや情報配信だけでなく、ECサイト機能を利用することも可能なため、多くの企業でシステムが分断されている会員管理システム、販促システム、Webサイト管理、ECサイト管理などを統合できるため、運用効率が向上するとしている。

(川島 弘之)