ニュース

富士通、独自テンプレートを活用した「Hyperion Planning」向けの短期導入ソリューション

 富士通株式会社は2月28日、米Oracleの予算編成・計画・予測パッケージ「Oracle Hyperion Planning」向けの短期導入ソリューションを提供開始したと発表した。価格は1200万円(税別)から。

 今回提供される短期導入ソリューションは、予算編成、損益管理などの経営管理基盤の導入を支援する富士通独自のテンプレートと、システム稼働に必要となる製品、サービスを合わせたもの。ハードウェア、ソフトウェア、ライセンスなどをセットにしたオールインワンモデルとして提供する。また、ライセンスの追加やハードウェアの変更などにも対応するため、スモールスタートからの柔軟な拡張が可能という。

 テンプレートについては、富士通が培ったノウハウを生かして、どの企業でも汎用的に利用できる機能をそろえた。具体的には、組織軸、事業軸、マーケット軸の3つの経営管理軸に沿って、予算編成、予算管理、着地見込み、分析といった各機能の画面や計算ルールなど、20機能以上が提供される。

 またインストールツールと、すぐに使えるマスタデータ、トランザクションデータも提供されているので、最短10日でトレーニング環境を構築でき、検討期間や運用訓練期間の短縮を支援。資料についても、利用マニュアルやトレーニング用の補助資料を提供するほか、海外での導入に向けて、操作マニュアルは英語版も提供する。

 なお、富士通ではこのソリューションについて、サービス開始から3年間で、100社への提供を目標としている。

画面サンプル

(石井 一志)