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リュウド、スキャンした名刺データのテキストをオペレータが修正するサービス「名刺の秘書」

専用スキャナとセットで販売

専用のUSBスキャナ

 リュウド株式会社は25日、名刺テキスト化サービス「名刺の秘書」を開始したと発表した。専用のUSBスキャナでWindows/Macに読み込んだ名刺画像をOCRでテキストに変換し、それをオペレータが確認。誤りを修正してユーザーへ返送する点が特長という。同社サイトでの直販価格は、専用スキャナと名刺の“テキスト化権”100枚分をセットにして1万2800円から。

 「名刺の秘書」は、専用スキャナでスキャンした名刺データのテキストを、人の目でチェック・修正して返送してくれるサービス。まず、専用のアプリケーションを使ってスキャナから名刺データを読み込み、サーバーへアップロードすると、サーバーのOCRシステムでテキスト化が行われる。その後、リュウドのオペレータが人の目でテキストをチェックし、変換ミスなどの誤りを修正してくれる仕組みで、最終的なデータは専用アプリケーションを用いてサーバーからダウンロードできるという。名刺データのアップロードとテキストデータのダウンロードは自動化することも可能だ。

 対応する名刺は144×56mm以内、厚さが0.1~0.4mmのサイズで、横書き、縦書きのいずれにも対応。日本語と英語の名刺をサポートする。なお、専用スキャナは1回のスキャンで片面しか読み取れないため、両面印刷の名刺は裏返して2回スキャンする必要がある。また、別々の名刺として扱われるとのこと。

 テキスト変換される項目は、「氏名」「氏名ヨミ(苗字のみ)」「会社名」「会社名ヨミ」「所属」「役職」「電話番号」「ファックス番号」「メールアドレス」「ホームページURL」「郵便番号」「住所」「建物名」「携帯電話番号」と、名刺に手書きされた20文字程度までのメモ。オペレータによる修正の後、リュウドの翌営業日中に返送される。

 なお専用アプリケーションからは、CSV、vCard、Contact XMLの各形式が出力可能。Windows版ではGmail連絡先、Mac版ではMacアドレスブックの各形式も出力できる。

 対応OSは、Windows版がWindows 8/7/Vista/XP SP3、Mac版がMac OS X 10.6.8以降。

 価格は、専用スキャナと“テキスト化権”100枚分をセットにした「名刺の秘書 100パック スキャナ・セット」が1万2800円。“テキスト化権”は追加で購入でき、100枚分が4000円、500枚分が1万7500円となっている。なお、製品には専用アプリケーションは同梱されていないため、リュウドのWebサイトからダウンロードする必要がある。

(石井 一志)