丸紅情報システムズ、Eugridのクラウドストレージ「CloudDock」を3月より販売

　丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）は25日、Eugrid株式会社と販売代理店契約を締結し、同社の企業向けクラウドストレージソリューション「CloudDock」を提供すると発表した。同シリーズのサーバーソフト「CloudDock Server」と、クライアントソフト「CloudDock for Windows/iOS」を、3月1日より販売開始する。

　「CloudDock」は、クラウドストレージ環境を構築し、Windows PCやiPadなどのデバイスから利用できるようにするソリューション。クラウドストレージ環境を構築したいサーバーにCloudDock Serverを導入し、インターネット経由でクライアントソフトからアクセスして利用する。

　特徴は、必要なデータのみを端末上のメモリと同期させる仕組みにより、端末内にデータを残さずに利用できること。これによってクライアント端末の盗難や紛失時にも情報漏えいを防止できるほか、一度同期すればオフラインでも利用可能という。

　対応環境は、CloudDock ServerがWindows Server 2008 R2以降とSQL Server 2008 R2以降（Express Edition含む）、Windows向けのクライアントツール「CloudDock for Windows」がWindows 7/Vista/XP、iPad向けの「CloudDock for iOS」がiOS 5.1以降のiPad2/iPad/iPad Mini。

　価格は、CloudDock Serverがサーバー1台あたり37万5000円（税別）、クライアントソフトは1ユーザーアカウントあたり1万5000円（税別）から。このうちiPad向けのCloudDock for iOSについては、App Storeからのダウンロードになる。

　またMSYSでは、利用期間に応じて課金する、SaaS型のクラウドストレージサービスも提供する予定とのことだ。