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スマホを監視カメラとして利用可能に、ネットワークカメラ管理ソフト「アロバビュー」新版

 株式会社ルクレは21日、ネットワークカメラ管理ソフトの新版「アロバビュー ver3.0.0」を発売した。

 アロバビューは、ネットワークカメラを一元的に管理運用するための監視カメラソフト。録画データ検索を容易に行える「シャトルサーチコンセプト」、利用ユーザーに合わせて画面を自由にカスタマイズできる「ユニークロケーション」、スマートフォンでのファイブモニタリング・映像中継が行える「マルチクライアントオプション」といった機能を搭載。

 録画データの保存・カメラ登録管理を行う「レコーディングサーバー」、複数のレコーディングサーバーを束ねて管理する「エンタープライズサーバー」を利用することで、最大1000第までのカメラを統合管理できるという。

 新版では、最大10カメラまでのライブモニタリングや録画可能な無料版「アロバビュー フリー版」を提供する。小規模システムでも導入しやすく、またプレミアム版購入前の試用版としても利用可能。

 機能面では、スマートフォンやタブレットのカメラをネットワークカメラとして使用し、アロバビューでライブモニタリングと録画可能な新機能を追加。スマートデバイスのカメラを使用することで通常のネットワークカメラより手軽にカメラを用意できたり、カメラを持って移動したりすることが可能なため、今までにない映像ソリューションとしての効果が期待できる。また、イベント通知機能として、アロバビューに登録されているネットワークカメラが検知したイベント情報(動体検知など)をスマートデバイスにメッセージ通知することが可能に。検知したイベントをスマートデバイスで即座に確認できるとしている。

 対応OSはAndroid。iOS対応は2013年春を予定する。

 このほか、製品ラインアップも拡充。従来は4/8/16/32/64カメラ版が用意されていたが、必要なカメラ数のライセンスを購入したいという要望に応え、1カメラ単位での販売を開始。同時にオプションとして提供されていたマップ機能を標準機能とした。

(川島 弘之)