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ソフトバンクテレコム、近距離DRのニーズにも対応できるデータセンターを東京・品川区に開設

 ソフトバンクテレコム株式会社は23日、東京・品川区内に「東京第五データセンター」を新設し、2月よりサービスを開始すると発表した。同社の国内のデータセンターとしては、12カ所目になるという。

 「東京第五データセンター」は、JR山手線の最寄り駅から徒歩圏内でアクセスできる都市型データセンター。交通の便が良いだけでなく、都内でも地震・水害・火災リスクの低い地域に位置しているため、東日本大震災以降に高まっている、企業のディザスタリカバリ(DR:災害対策)や事業継続計画(BCP)におけるデータセンター需要に対応できるという。

 また、大規模システムが構築可能な高いキャパシティを備えており、ラックあたり実効8kVAまでの高集積機器の受け入れが可能。空調設備や無停電電源装置の冗長化もされているほか、停電時対策として非常用発電機による48時間連続稼働を実現するなど、設備面も充実しているとのこと。

 さらに、先進の環境技術を導入していることもあって、データセンターのエネルギー利用効率を示すPUE(Power Usage Effectiveness)値は1.36(設計性能値)と高く、グリーン志向のデータセンターとなっている。

 サービスは、レンタルラック(1ラック単位)や運用代行サービスなどを提供予定で、インターネットバックボーンへのダイレクト接続、統合型VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」をはじめとした各種VPNサービスにも直接接続できる環境を用意する。

(石井 一志)