ニュース

ソフトバンクテレコム、閉域網接続と組み合わせたクラウド型ファイルサーバーサービス

 ソフトバンクテレコム株式会社は16日、企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド」において、閉域網接続でオンライン環境のファイルサーバーを提供する「ホワイトクラウド ファイルサーバ」を発表した。2月1日より提供開始する。

 「ホワイトクラウド ファイルサーバ」は、クラウド上のセキュアなファイルサーバーを提供するサービス。事業所間や社内部門ごとに分散していたファイルサーバー機能をクラウド上に集約して提供する。

 特徴は、クラウドサービスと親和性の高い統合VPNサービス「ホワイトクラウド SmartVPN」(ベストエフォート型)とセットで提供する点で、閉域網接続での利用となることから、社内と同等のセキュリティ環境で利用可能。ホワイトクラウド上で提供する仮想サーバーサービスなど、ほかのクラウドサービスにも閉域網経由での接続を行え、社内SNSやチャットなどのコミュニケーションツール、グループウエアなどの業務系アプリケーション、システム開発環境での一時的な利用といった、幅広い用途での利用に対応する。

 また、Active Directoryとの連携によるアクセス権管理が可能なほか、ウイルス対策機能も標準提供するため、信頼性の高いファイルサービス環境を実現するとのこと。さらに、5TBの大容量ファイル領域を運用と一括で提供するので、増大するデータ容量に対応するとした。

 価格は、1年契約の場合が月額27万5000円(税別)、2年契約の場合が月額22万5000円(税別)、3年契約の場合が月額17万5000円(税別)。このほか、25万円(税別)の初期費用が別途必要となる。

(石井 一志)