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日立システムズ、システムライフサイクルのリリース/バージョン管理を支援するサービス

 株式会社日立システムズは17日、システムライフサイクルのリリース/バージョン管理を効率化する中堅企業向けのサービス「システムライフサイクル管理/リリース&バージョン管理サービス」を発表した。バージョン管理、配布など、ソフトウェア修正に必要な機能を統合して、オールインワンで提供する。

 「システムライフサイクル管理/リリース&バージョン管理サービス」は、開発、テスト、本番稼働のシステムライフサイクルにおける、ソフトウェアリリースとバージョン管理を効率化するためのサービス。大規模な金融市場で実績がある自社開発の「リリース&バージョン管理ソフトウェア」をハードウェアとセットにして、月額利用方式で提供する。

 具体的な機能としては、「成果物管理」「リリース資源準備」「リリース作業」「稼働環境管理」の4つを提供。自動整合チェックや各種コンペア機能によって作業ミスを防止できるほか、リリース作業の自動化・簡易化により工数低減も実現するとした。また、アクセス制御、証跡保存により、監査対応もスムーズに行えるとのこと。

 さらに、管理対象となるサーバーへエージェントソフトをインストールする必要はないため、対象システムへの影響を抑えられるほか、WindowsからLinux、UNIXまで、幅広い環境をサポート。価格面でも、月額課金での提供になるため、高額な初期投資は不要としている。

 価格は、管理対象が50台までの場合、初期費用が102万9000円、月額費用が8万4000円から。

(石井 一志)