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オラクルの公益業界向けアプリ、日本海ガスの新料金システムに採用

 日本オラクル株式会社は10日、日本海ガス株式会社がガス料金システムとして同社の公益業界向け料金・顧客管理アプリケーション「Oracle Utilities Customer Care and Billing」を採用したと発表した。

 日本海ガスは、富山・石川県内の10万件の顧客へ都市ガス・LPガスを提供するガス事業会社。同社は2012年5月にガス事業における料金システムの全面刷新のため、「Oracle Utilities Customer Care and Billing」を採用した。

 同製品は、公益事業の販売業務に必要な料金設定、マーケティング、販売、顧客サービス、契約管理、検針、請求管理、メーターおよび機器管理、出向作業など各種機能を提供する料金・顧客管理アプリケーション。豊富な料金メニュー機能と契約管理機能により、料金改定など公益業界固有の変化にスムーズに対応できるという。

 日本海ガスは同製品の導入により、都市ガス・LPガスなどの各調定システムを統合し、都市ガス・LPガスの業務プロセス共通化を目指す。また、料金メニューを部品化することで、今後の料金メニューの拡充や料金改定などへの迅速な対応を進める。新料金システムは2013年9月より稼働する予定。

(川島 弘之)