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ミラポイント、メッセージングアプライアンスのベースハードウェアを一新

新製品で採用したハードウェア

 ミラポイントジャパン株式会社(ミラポイント)は9日、メッセージアプライアンス製品のハードウェアを一新すると発表した。メールサーバーアプライアンスの新版「Mirapoint Message Server 8シリーズ」と、メールセキュリティアプライアンスの新版「Mirapoint RazorGate 8シリーズ」を1月下旬をより出荷開始する。

 Mirapoint Message ServerシリーズとMirapoint RazorGateシリーズは、独自のメール専用OS「Mirapoint Messaging Operating System(MOS)」を搭載し、専用機ならではの安定稼働を実現するメッセージアプライアンス。今回のハードウェア刷新では、従来製品と比べ、同等のハードウェア価格でメモリが最大5倍以上、ストレージ容量も最大4倍以上に増強されているという。

 例えば、メールサーバーアプライアンスの新版であるMirapoint Message Server 8シリーズでは、従来のハイエンドモデルで最大2.3TBだった内蔵ストレージ容量を、新モデル「Mirapoint Message Server M8800」で最大7TBに拡張し、SANなどの外部ストレージ環境がなくとも大規模なメール環境へ対応可能にした。

 またSAN対応モデルについても、大規模向けを「Mirapoint Message Server S8000」へ刷新したほか、中小規模向けの「Mirapoint Message Server S800」を新たにラインアップへ追加している。

 一方、迷惑メール(スパム)対策、ウイルス対策などの機能を備えたMirapoint RazorGate 8シリーズでもラインアップを拡大。エントリーモデルながらもNICのフェイルオーバー、RAIDディスク、ホットプラグ電源といった上位モデル同様の冗長性を備えた「RazorGate 280」を新たに提供する。また、従来モデルのラインを引き継ぎながらもハードウェア性能を強化した「RazorGate 180」「同 800」「同 8000」を用意する。

 ハードウェア価格はMirapoint Message Server 8シリーズが437万5000円から、Mirapoint RazorGate 8シリーズが175万円から。このほか、ソフトウェアライセンス費用、保守費用が必要となる。

(石井 一志)