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沖縄データセンター、クラウド基盤構築パートナーにNECを選定

 NECは8日、株式会社沖縄データセンター(ODC)が推進する、オープンソースソフトを全面採用したクラウドサービス基盤を沖縄県内に構築する技術支援パートナーに選定されたと発表した。

 ODCは、沖縄県のIT企業である株式会社オーシーシー、株式会社リウコム、株式会社おきぎんエス・ピー・オーの3社が2012年7月に設立した企業。沖縄県のIT産業活性化を目的とした「クラウド拠点形成等促進事業」の一環で、県内に点在するデータセンターを仮想的に1つのクラウドとして利用できる基盤システムの整備を進めている。

 OpenStack、MySQL、ZabbixなどOSSを全面的に採用した基盤システムを構築し、IaaS/PaaSなどのサービスを2014年度から提供する予定。

 NECは、これまでのクラウドサービス事業の実績・ノウハウや、OSSベースのクラウド基盤ソフトであるOpenStackのコミュニティへ参画し貢献していることが評価され、構築パートナーとして選定された。

 NECは今回の取り組みを通して、沖縄県のIT産業活性化に貢献するとともに、OSSを活用した基盤構築ノウハウを今後も幅広い企業へ提供するとしている。

(川島 弘之)