ニュース

BIGLOBE、自治体向け機能を備えたクラウド型CMS

 NECビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は19日、クラウド型コンテンツ管理システム(CMS)「BIGLOBE Webホスティング Pattern Style CMS」において、自治体専用のCMSサービスを同日より開始すると発表した。

 今回提供する「BIGLOBE Webホスティング Pattern Style CMS~自治体版~」は、JIS X 8341-3:2010(以下、JIS規格)の等級AAに準拠したサイトを容易に構築・運営できる、自治体専用のCMSサービス。自治体サイト向けのテンプレート集と、多機能で実績豊富なCMSソフト、拡張性・信頼性の高いクラウドサーバーの3つをパッケージにしており、導入から運用サポートまでBIGLOBEがトータルで支援する点が特徴という。

 具体的には、自治体サイトに求められる読み上げソフトへの対応や配色管理などJIS規格の等級AAに準拠し、自治体サイト向けの複数のデザインパターンで構成されたテンプレート集を標準で利用可能。これにより、複数のデザインパターンから1つを選択し、コンテンツを登録するだけで、専門知識がなくともユーザビリティやアクセシビリティに配慮されたWebサイトを短期間で構築できるという。さらに、スマートフォンサイトのテンプレートセットもオプションで提供するので、マルチデバイス対応も容易に実現可能とのこと。

 CMSパッケージとしては、開発やカスタマイズが不要の「WebRelease 2」を採用しているので、承認フローや履歴管理、時限公開や使用禁止用語のチェックといった機能を、インストールするだけですぐに利用できる。

 価格例は、コンテンツ500ページ、WebRelease2 Workgroup Edition、CMSサーバー構築・保守を含めたモデルケースの場合、初期費用が252万円、月額費用が8万7000円。

(石井 一志)