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F5、AWSのクラウド環境向けにトラフィック制御・セキュリティなどの機能を提供する「BIG-IP for AWS」

 F5ネットワークスジャパン株式会社(F5)は19日、米Amazon Web Services(AWS)のクラウド環境向けにトラフィック制御やセキュリティ機能を提供する仮想アプライアンス「BIG-IP for AWS」を発表した。国内では2013年第2四半期の提供開始を予定する。

 BIG-IP for AWSの仮想アプライアンスは、トラフィック管理、広域サーバー負荷分散、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、Webアプリケーションの高速化、高度なアプリケーション配信機能など、ハードウェアアプライアンスと同様の機能を搭載しているため、AWS環境で稼働するアプリケーションについても、従来と同様のレベルで管理・制御できるとのこと。仮想環境についても、vSphere、Hyper-V、Xen、KVMといった環境を幅広くサポートするという。

 また、自社内のオンプレミス環境や他社のクラウド環境とAWSのクラウドが混在した環境を利用しているユーザーが多いが、BIG-IP for AWSはさまざまなクラウド環境に対応できるため、可用性、最適化、セキュリティなどを提供するADN(Application Delivery Network)ソリューションを幅広く活用可能としている。

 なお販売開始当初は、ユーザーがF5から永続ライセンスを購入し、そのライセンスをAWS環境に持ち込んで利用する形態になる予定。

(石井 一志)