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アルバ、ハイエンドのモビリティコントローラー「Aruba 7200」

IEEE 802.11acに対応

マナヴ・クーラナ氏
Aruba 7240

 アルバネットワークス株式会社(以下、アルバ)は18日、新たなワイヤレスLANプラットフォーム「Aruba 7200シリーズ」を発表した。価格は306万円(税別)から。2013年1月より国内提供を開始する。

 Aruba 7200シリーズは、多数のアクセスポイント(AP)を従えてWi-Fi環境を最適化・可視化する。アプリケーション配信を最適化する制御機能を備えたモビリティ・コントローラーだ。最適なアプリケーション配信制御を実現するのが、新たな「AppRFテクノロジー」。Aruba 7200シリーズを通る全トラフィックのアプリケーションを識別し、最適なQoSを実現。アプリケーションの使用状況を示すダッシュボードも提供される。これらの機能とリアルタイム対応を可能にする機能により、既存ソリューションと比べて11倍のパフォーマンスを実現した。

 Aruba Networks ソリューションマーケティング シニアディレクターのマナヴ・クーラナ氏は「Aruba 7200シリーズ1台で対応できるアプリケーション数は最大2048個、デバイス数は最大3万2000台。競合他社との比較では、Cisco 8500/5508のデバイス密度を、Cisco 5508の50%のコストで利用できる」とコストパフォーマンスをアピールした。ファイアウォール/暗号化スループットは40Gbps。

 次世代無線LAN規格「IEEE 802.11ac」に対応するのも特長。ABIリサーチによると、2015年にはスマートフォンの70%にIEEE 802.11acが実装される。「Aruba 7200シリーズはIEEE 802.11ac向けに最適化されており、競合他社のソリューションに比べて5倍のスループットを提供できる」(クーラナ氏)という。

 ラインアップは「7210」「7220」「7240」を用意。主なスペックは以下の通り。

機能721072207240
最大AP数(ライセンス)5121,0242,048
最大RAP数5121,0242,048
最大同時デバイス数16,38424,57632,768
VLAN数4,0944,0944,094
同時GREトンネル数8,19216,38432,768
同時トンネリング・ポート数8,19212,28816,384
同時IPSecセッション数16,38424,57632,768
同時SSLフォールバック・セッション数8,1928,1928,192
アクティブ・ファイアウォール・セッション数2,015,2912,015,2912,015,291
有線スループット(ラージパケット)20Gbps40Gbps40Gbps

(川島 弘之)