ニュース
アルバ、ハイエンドのモビリティコントローラー「Aruba 7200」
IEEE 802.11acに対応
(2012/12/18 13:38)
アルバネットワークス株式会社(以下、アルバ)は18日、新たなワイヤレスLANプラットフォーム「Aruba 7200シリーズ」を発表した。価格は306万円(税別)から。2013年1月より国内提供を開始する。
Aruba 7200シリーズは、多数のアクセスポイント(AP)を従えてWi-Fi環境を最適化・可視化する。アプリケーション配信を最適化する制御機能を備えたモビリティ・コントローラーだ。最適なアプリケーション配信制御を実現するのが、新たな「AppRFテクノロジー」。Aruba 7200シリーズを通る全トラフィックのアプリケーションを識別し、最適なQoSを実現。アプリケーションの使用状況を示すダッシュボードも提供される。これらの機能とリアルタイム対応を可能にする機能により、既存ソリューションと比べて11倍のパフォーマンスを実現した。
Aruba Networks ソリューションマーケティング シニアディレクターのマナヴ・クーラナ氏は「Aruba 7200シリーズ1台で対応できるアプリケーション数は最大2048個、デバイス数は最大3万2000台。競合他社との比較では、Cisco 8500/5508のデバイス密度を、Cisco 5508の50%のコストで利用できる」とコストパフォーマンスをアピールした。ファイアウォール/暗号化スループットは40Gbps。
次世代無線LAN規格「IEEE 802.11ac」に対応するのも特長。ABIリサーチによると、2015年にはスマートフォンの70%にIEEE 802.11acが実装される。「Aruba 7200シリーズはIEEE 802.11ac向けに最適化されており、競合他社のソリューションに比べて5倍のスループットを提供できる」(クーラナ氏)という。
ラインアップは「7210」「7220」「7240」を用意。主なスペックは以下の通り。
機能 | 7210 | 7220 | 7240 |
---|---|---|---|
最大AP数(ライセンス) | 512 | 1,024 | 2,048 |
最大RAP数 | 512 | 1,024 | 2,048 |
最大同時デバイス数 | 16,384 | 24,576 | 32,768 |
VLAN数 | 4,094 | 4,094 | 4,094 |
同時GREトンネル数 | 8,192 | 16,384 | 32,768 |
同時トンネリング・ポート数 | 8,192 | 12,288 | 16,384 |
同時IPSecセッション数 | 16,384 | 24,576 | 32,768 |
同時SSLフォールバック・セッション数 | 8,192 | 8,192 | 8,192 |
アクティブ・ファイアウォール・セッション数 | 2,015,291 | 2,015,291 | 2,015,291 |
有線スループット(ラージパケット) | 20Gbps | 40Gbps | 40Gbps |