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ネットワン、事前検証・サイジング済みの仮想デスクトップパッケージ~教育機関・自治体向けに特化

 ネットワンシステムズ株式会社(以下、ネットワン)は14日、教育機関・地方公共団体向けの仮想デスクトップパッケージを同日より販売開始すると発表した。導入規模に合わせて、4つのパッケージを用意する。

 今回ネットワンが提供するのは、教育機関と地方公共団体に特化した仮想デスクトップパッケージ。EMCジャパンの仮想化向けインフラ構成「VSPEX」をベースに、事前検証やサイジング作業を済ませて提供するため、仮想デスクトップ環境の容易な導入を実現するという。

 仮想デスクトップ環境を利用することで、教職員が児童・生徒・学生の個人情報などの機密情報を扱いながらも、セキュリティが担保された環境で業務を進められるほか、校内だけでなく自宅などからも、場所や時間を問わず作業可能になる点がメリットとのこと。一方、地方公共団体でも、高度なセキュリティが要求される住民情報システムの取り扱いにおいて、端末側に情報を残すことなく職員が業務を行えるようになるとしている。

 なおパッケージの中核となる「VSPEX」は、EMCジャパンの統合ストレージ「VNX/VNXe」やバックアップストレージなどと、同社のパートナーの製品を組み合わせて構成されているが、今回の構成要素としては、ネットワンが多くの導入実績とノウハウを持つVMwareとCiscoの製品を選択した。具体的には、VMware vSphere、仮想デスクトップソフト「VMware View」、x86サーバー「Cisco UCS」、ネットワークスイッチ「Cisco Nexus」を利用している。

(石井 一志)