NTTソフト、「intra-mart」でSAML 2.0/OpenIDが利用できる「TrustBind」


 NTTソフトウェア株式会社(NTTソフト)は17日、株式会社NTTデータイントラマート(イントラマート)が開発しサービス提供しているアプリケーション構築基盤製品「intra-mart Accel Platform(以下、intra-mart)」において、SAML 2.0やOpenIDなどの機能が利用可能な「TrustBind/Federation Manager(以下、TrustBind)」の提供を開始した。

 TrustBindにより、intra-martを利用する企業内システムユーザー/クラウドサービスプロバイダはSAML 2.0やOpenIDなど国際標準仕様に準拠したシングルサインオン(SSO)システムを短期間で構築することが可能になるという。

クラウドサービスへのSSOイメージ

 適用イメージとしては、intra-martを社内のポータルや認証基盤として利用している場合、TrustBindを利用することで、SAML 2.0に対応したクラウドサービスや社内システムへのSSO環境が実現する。利用者はintra-martで一度認証を行えば、新たに認証操作を行うことなく、認証連携しているほかのクラウドサービスや社内システムにアクセスできる。

 一方、intra-martをクラウドサービス基盤として利用している場合、TrustBindの導入により、クラウドサービスをSAML 2.0やOpenIDに対応させることが可能となる。SAML 2.0/OpenIDのプロトコル機能を開発する必要がなくなり、製品を導入することで対応できるため、利便性の高いサービスを短期間で提供できるようになる。

 今後、NTTソフトとイントラマートはそれぞれTrustBindの販売と技術支援、intra-martの販売とサービス支援を行って協業を進める方針。売上目標は今後3年間で100システムへの導入。

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