テックウインド、デュアルコアCPUを搭載したQNAP製「Turbo NAS」のミドルレンジモデル4製品を発売


 テックウインド株式会社は25日、台湾QNAP Systems製の「Turbo NASシリーズ」において、中小企業/SOHO向けのボックス型ミドルレンジモデル「TS-X69 Proシリーズ」を販売開始すると発表した。搭載するHDD(SATA)数によって4モデルがラインアップされている。価格はいずれもオープン。

 今回提供される新製品は、いずれもデュアルコアCPUのAtom D2700(2.13GHz)、1GBメモリを搭載しており、従来のミドルレンジ製品と比べてアクセスパフォーマンスが向上しているのが特徴。読み書きともに約220MB/秒の高速アクセスを実現しているという。

 いずれの製品も、Windows/Mac OS/Linux/UNIXのマルチOSに対応。共有フォルダの作成やユーザーアカウントの管理などはWeb GUIから行えるため、サーバーやネットワークに関する深い知識がなくても、管理・運用を行える。また、Active DirectoryやLDAPサーバーとの連携、共有フォルダ集約、Rsyncによる暗号化リモートレプリケーションなどの機能も搭載するほか、iSCSIをサポートし、ブロックストレージデバイスとしても使用可能とのこと。

 さらに、VMware Ready認証、Citrix Ready認証を取得済みで、iSCSI LUNのスナップショット機能も備えるため、仮想化およびクラスタ環境におけるストレージとしても利用できる。

 ラインアップは、2ベイモデル「TS-269 Pro」、4ベイモデル「TS-469 Pro」、6ベイモデル「TS-669 Pro」、8ベイモデル「TS-869 Pro」が用意される。想定販売価格は、それぞれ5万9300円、8万4000円、10万8700円、11万8600円。

 RAIDは、TS-269 ProがRAID 0/1、TS-469 Proが0/1/5//5+ホットスペア/6/10、TS-669 ProとTS-869 Proが0/1/5/5+ホットスペア/6/6+ホットスペア/10/10+ホットスペア。このほか、Single DiskやJBODにも対応する。

 なお今回、ミドルレンジモデルのラインアップの刷新に合わせて、テックウインド独自のデリバリー保守サービスプランに5年のプランが追加され、より長期のサポート加入が可能となった。


TS-269 ProTS-869 Pro
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