サイボウズ、パッケージ版「サイボウズ Office」からクラウド版へのデータ移行ツールを公開


 サイボウズ株式会社は、自社のグループウェア製品「サイボウズ Office」のデータを、クラウド型グループウェア「サイボウズ Office on cybozu.com」へ移行するツールを公開している。同社のWebサイトから無償でダウンロード可能だ。

 「サイボウズ Office on cybozu.com」は、独自クラウド基盤「cybozu.com」で運用されているクラウド型のグループウェア。現行製品の「サイボウズ Office 9」をベースに提供されている。

 今回公開されたツールは、ユーザーが利用しているパッケージ版の「サイボウズ Office」のデータを、「サイボウズ Office on cybozu.com」へ移行するためのもので、現在「サイボウズ Office」を動作させているサーバー上で実行する。

 データ量は最大100GBまで対応し、対応プラットフォームはWindowsとLinuxで動作している「サイボウズ Office」のバージョン6以降。また、すでに運用中の「サイボウズ Office on cybozu.com」とパッケージ版の「サイボウズ Office」のデータを統合することはできず、「サイボウズ Office on cybozu.com」で利用中の情報は、移行する際に削除されてしまう点に、注意が必要だ。

 なおサイボウズでは、移行作業にかかる目安の時間(実績値)を公表しているが、それによると、大阪府から7.7GBを移行した場合は1時間6分、東京都渋谷区から24.3GBを移行した場合は1時間58分かかったとのこと。またデータ量が50GBを超えるとデータの圧縮およびアップロードに時間がかかる場合があるとしている。

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