性能やユーザビリティを強化、情報活用ツール「Dr.Sum EA Datalizer」新版


Excel固有の条件書式機能も設定可能に

 ウイングアークテクノロジーズ株式会社は26日、BI・データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」の情報活用・可視化ツール新版「Dr.Sum EA Datalizer Ver4」を発表した。27日より出荷を開始する。

 Dr.Sum EA Datalizer Ver4は、一般社員、マネージャ、経営者とあらゆる現場で使える情報活用ソフト基盤・Dr.Sum EAの情報可視化ツール。新版では、大量データの高速処理・表示性能、アプリケーションのグローバル対応、およびレポート・ユーザビリティ機能を重点的に強化した。

 高速処理・表示性能の強化では、高速集計性能とサロゲートペアの対応を行い、「Dr.Sum EA Ver4データベース」に最適化された集計・表示性能を実装し、従来比で最大38%の高速化を図った。

 グローバル対応では、日本語のWindows OSに加え、英語・中国語(簡体)のWindows OSでの動作に対応。クライアント表記も日本語・英語・中国語(簡体)に対応し、各クライアントの設定で切り替え、メニューや集計結果表も海外拠点のIT環境に合わせた表示が可能となった。

 レポート・ユーザビリティ機能では、定義の作成から集計出力までの機能を総合メニューとして提供する「DatalizerClient機能」を搭載した。メニューに集計表を登録し、簡単に実行できるランチャー機能やクライアントのアップデートを省略化する更新機能、管理者からのメッセージを通知するRSSなども実装している。

 また、会計データの活用としては、勘定科目ごとのセグメント別集計レポートを出力するだけでなく、損益件山椒のような業務レイアウトをイメージしたレポートの出力や、在庫データを活用し、商品などの在庫推移を時間別グラフと合わせて出力できるなど、従来では表現しづらかったイメージが作成可能となった。

 Excel固有の条件書式機能も設定可能に。セルのデータバーにグラデーションを付け、濃淡で進ちょく・状況を表示したり、セル色を状況に応じて変更したり、視覚的なインターフェイスを実装している。

 価格は「Expert」が250万円(税別)/サーバー、「Professional for Web」が150万円(同)/サーバー、「for Web」が100万円(同)/サーバー、「for Excel」が50万円(同)/サーバーなど。

関連情報