KDDIのプライベートクラウド環境とJD Edwardsを利用したERPサービス


 株式会社中本・アンド・アソシエイツは10日、プライベートクラウド型のERPサービス「グローバルERP&需要予測 クラウド by Nakamoto」を同日より提供すると発表した。日本オラクルの中堅企業向けERP製品「JD Edwards EnterpriseOne」を利用する。

 「グローバルERP&需要予測 クラウド by Nakamoto」は、JD Edwards EnterpriseOneの会計、受発注、購買、販売管理、在庫管理といった基幹業務機能を、月額従量課金のプライベートクラウド形式で提供するサービス。多言語多通貨に加えて、日本、中国における法定財務報告書のフォーマット、規制にも対応する。

 また、中本・アンド・アソシエイツのノウハウを基に構築されたテンプレートを利用し、主に製造業、流通卸業、設備産業で必要とされる標準的な業務プロセスやデータ項目が事前設定されているため、最短で契約後2カ月での稼働を実現するという。

 なお、提供にあたっては、会計のみの部分的な機能に限定して利用することも可能。逆に、逆に、中本・アンド・アソシエイツが構築した需要を予測する仕組みも活用でき、発注量を適時適切に制御して、在庫を最小限に抑えることを支援するとした。

 クラウド環境は、KDDIの閉域型クラウドサービス「Virtual データセンター」を用いており、このサービス上にJD Edwards EnterpriseOneのシステム環境を構築。顧客企業の利用形態に合わせたアクセス方法により提供するとのこと。

 参考価格は、初期費用が500万円より、月額利用料が138万円より。最小5ユーザーから提供する。

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