Lenovo、Core iシリーズとQualcomm CPUを搭載した「ThinkPad X1 Hybrid」

Windows OSと「Instant Media Mode」によるデュアル環境を利用可能


ThinkPad X1 Hybrid

 中国Lenovoは5日(米国時間)、2種類の環境で利用可能な薄型ノートPC「ThinkPad X1 Hybrid」を発表した。発売は2012年第2四半期の予定で、価格は1599ドルから。

 ThinkPad X1 Hybridは、最新のCore i(i3/i5/i7)プロセッサと13.3型液晶を搭載した薄型ノートPCで、現行製品「ThinkPad X1」に続くモデルとなる。最大の特徴は、Windows OSが動作する通常のPC環境に加えて、LinuxベースのカスタムOSが動作する「Instant Media Mode(IMM)」環境が提供される点。IMMでは、動画再生、写真の閲覧、音楽再生、Web閲覧などが可能で、Windows環境と比べて倍となる、最大10時間のバッテリ駆動に対応するという。なおIMMを動作させるために、QualcommのデュアルコアARMプロセッサと最大16GBメモリを搭載する。

 またThinkPad X1と同様、硬度の高いGorilla Glassや、30分で電池容量の80%を充電できる高速充電機能「Rapid Charge」などを搭載。インテルのビジネスPC向け機能である「vPro」もサポートした。

 重量は4ポンド(約1.81kg)以下、最薄部の厚みは0.6インチ(約15.2mm)以下。

 加えて今回は、ThinkPadで初のUltra Bookとなる「ThinkPad T430u」も発表された。最新のCore iプロセッサと14型液晶、SSDもしくは最大1TBのHDDを搭載。グラフィックはCPU内蔵、あるいはNVIDIAのディスクリートGPUを利用できるという。

 重量は4ポンド(約1.81kg)以下で、最薄部の厚みは0.8インチ(約20mm)以下。価格は849ドルからに設定されており、2012年第3四半期の発売を予定している。

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